法律は、個々の条文についても、次のような一定のルールに則った構成が
あります。

◆見出し
　見出しは、条文の構成を要約したもので、条文の前につけられます。

◆条、項、号など
　条は、条名ともいいます。条文の本体の前、見出しの後に置かれる
　ものです。
　項は、条のなかで、別行で区別された段落のことになります。
　号は、条や項の中で、多くの項目を分けて並べる必要が生じた場合に、
　これを箇条書きにし、番号を付したものになります。

◆本文、ただし書き、
　条や項のなかを、ただしによって分けている場合があり、
　ただしの前の文を本文、ただしよりも後の文をただし書きと言います。

◆前段、中段、後段
　条や項のなかがただしを使用することなく数個の文章で構成されている
　場合があります。二つで構成されている場合は、
　前の文を前段、後の文を後段と言います。
　三つで構成されている場合には、前の文を前段、真ん中の文を中段、
　後の文を後段と言います。

◆柱書
　条や項に号が存在するとき、その号に記載された以外の部分のことを
　柱書と言います。

◆かっこ書
　条や項の本文中にかっこ書で字句や文章を挿入する場合があります。

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（記事作成日、平成29年3月30日）