公開鍵暗号方式とは、情報の暗号化と復号化の際に、
他人に知られてもよい公開鍵と、本人のみ知っている秘密鍵という別々の鍵を
使う方式を言います。

例えば、ＡがＢにデータを送信する場合、まず、受信者Ｂは秘密鍵と
公開鍵のペアを生成します。

秘密鍵は誰にも知られないように厳重に保管し、生成した公開鍵は
ネットワーク上で公開します。

データを送信した送信者は、公開されている受信者の公開鍵を取得し、
取得した公開鍵で平文を暗号化して、受信者に送信します。

暗号文を受信した受信者は、自分の秘密鍵を使用して、
暗号文を復号化します。

公開鍵暗号方式では、公開鍵で暗号化した情報は、これとペアの秘密鍵で
なければ、復号化できないという性質を持っています。

したがって、秘密鍵が外部に漏れない限り、ネットワーク上の離れた相手に
情報を送信することができます。


 

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（記事作成日、平成29年4月3日）